20014月号
熱血漢、L行方昭蔵逝く

第35代会長・L行方昭蔵が去る3月20日、ご逝去されました。
我が津クラブの熱血ライオンとして、歯に衣着せぬお叱りと心情溢れる心遣いで後輩を育ててこられました。
L行方昭蔵は昭和2年8月10日のお生まれ。津生まれの津育ち。自ら築かれたマツゼンフートサービスを揺るぎない企業とされ、業界におかれましては、三重県飲食業生活衛生同業組合連合会会長、全国の副会長として、永年指導的役割を果たされてきました。


故L行方昭蔵


 桜の蕾がふっくらとふくらみ、殊の外寒かった冬とも別れ、いよいよ春らしくなってきたお彼岸の夜、突然あなたの訃報を知らされました。
 その時の驚きと悲しみ。何故あなたはこんなに早く亡くなられてしまわれたのですか。
 例会でメンバースピーチをされたときの元気に溢れたあなたが、これほど早く逝かれるとはとても考えられません。もともと話し上手な行方さんでありましたが、スピーチされたあなたの印象は実に鮮烈でした。
 「私は癌になり、限られた命しかない。その私が言うことだからよく聞いて欲しい」と先ず口を切られ、シーンとなった会場でクラブのあるべき姿を縷々話されました。強いショックと感動を受けたのは私だけではありません。
 思えば昭和四十四年四月に津クラブへ入会なさってから三十有余年、あなたとは長いお付き合いを頂きました。その間、クラブのために重要な役職を全て歴任していかれました。行方さんが会長をされたとき、丁度クラブの三十五周年にあたり、その時の記念事業に津の観音様の夜を明るくしようと水銀灯を何基か寄贈しましたが、あなたが会長として岩鶴住職に目録を渡してみえる写真を見ながらこの追悼文を書いています。行方さん亡き後も永久に水銀灯の光は観音様を、そしてあなたが建設委員として努力された新五重塔を照らし続けていくでありましょう。
 訃報を聞きお悔やみに訪れた私は、あなたが常子夫人とこの十一日まで八日間カリブ海ツアーに参加された事を教えられました。あなたの人生の最後を飾るにふさわしいビッグイベントであったなと強く思います。
 津クラブが姉妹提携をしている台湾の台北シティーライオンズクラブとの交流の濃さも、あなたのたぐいまれな温かい人間味によるところが大きいのです。あなたの親友劉家流さんは、あなたの事を「兄貴、兄貴」と立ててみえました。横で見ていて何とも言えない友情を感じました。あなたの事をいろいろ考えていると実に爽やかな想いで一杯になります。丁度観音様にあなたが植樹なさった白梅の薫りのような気がします。
 私達はあなたとの思い出を大切にして何時までも忘れることがないでしょう。
 行方さんどうか安らかにお眠りください。
 さようなら、さようなら、行方さん。




 四月十二日、西日本セブンスリーGCで開催された名古屋・桑名・津三クラブゴルフ大会は、朝方は小雨模様、昼からは風の中のプレーとなり、また高麗芝のグリーンに戸惑うところもありましたが、五十名の参加で和気あいあいの中開催されました。
 プレー終了後、L宮木の発声で乾杯し、松花堂弁当を食べながら旧交を温めつつしばしゴルフ談義。その後成績発表が行われましたが、津クラブのメンバーはさすがホストクラブの意識が強く、団体優勝はぶっちぎって桑名クラブ、二位は名古屋クラブときっちりお客様に満足していただきました。個人戦も桑名クラブが三位まで独占、津はL飯田が四位に入るのがやっとでありました。
 次年度は名古屋クラブの担当ですので、その節は是非奮ってご参加ください。
 なお、ゴルフ部会の今後の日程は五月十五日(火)大甲賀CC、六月十九日(火)津CCです。




 四月八日(日)朝8時半、四六名を乗せたバスが一路浜名湖の寸座ビラをめざして出発しました。
 車両長のL藤波の挨拶から旅は始まりましたが、いつものように車両係の方にひとかたならぬお世話になりながら伊勢道、東名阪道とバスは進みます。
 ビール、お酒、ウイスキー、おつまみと、L河村実行委員長の行き届いた配慮でいたれりつくせりの車中でありました。
 浜名湖までの結構長い時間は、ガイドを首にしたL飯田幹事代行の独断場でありまして、浜松を題材にしたクイズが続きましたが皆さん結構物知りで少し驚きました。例によって正解者にはご褒美の景品がついていましたが、L伊藤の一枚でも千ベイだけでは足らず、L豊田におもいっきり無理を言ったような感じの賞品がたくさん用意されており、皆さん結構たくさんの賞品をゲットしていたようでありました。(L豊田に感謝!)
 そうこうしている間に予定通り寸座ビラに到着。L森会長の挨拶の後、L宮田の発声で乾杯。エビ、イカ、ホタテ、牛肉、うなぎ等のバーベキューを自分で焼きながら、ビール、ワイン、お酒でまたしてもグィーと一杯。今日は一日中酒浸りでシ・ア・ワ・セ。おしゃべりに夢中で二時間もの時間があっという間に過ぎ、浜名湖クルージングに出発。湖上の風が肌に心地よく日本で十番目の大きさの浜名湖を満喫。その後、桜の花が満開のフラワーパークへ。入口でボーイスカウトとガブスカウトが緑の羽募金活動中。メンバーはそろって「ウイ・サーブ」。パーク内は日曜日の絶好のお花見日和で人がいっぱいでしたが、酔いを醒ましがてらお散歩。きれいな桜でした。
 いざ出発と思ったら全然人が足りません。いったいどこへいったのやらと捜索開始。ある人は浜名湖を覗き込んでまさかとは思いつつ「落ちてないか」と声をかける。
 色々ありましたがバスは予定時刻を三十分遅れで出発。道中は車、車で遅々として進まず、東名高速浜松インターに入った時はすでに予定時刻を二時間オーバー。帰りの車中もL飯田の独り舞台。L飯沼の出番が少ないカラオケ大会が関インター近くまで続き、上手な人もそうでない人も歌を楽しく歌って8時半過ぎに無事津市役所に到着。
 一日ご苦労様でした。しかしながらバスの旅は疲れますネ。


食ッキング・ナウは特集ページをご覧ください。