2004年7月号

   

45年目のスタートにあたって


45代会長 L村山武久

  45年という歴史。それは、とりもなおさず、先輩ライオンのたゆまぬ努力と、ライオンズクラブへの熱き想いが築き上げてきたものと思います。
 いま、その歴史を受け継ぐに当たって、その原初の目的を忘れることは出来ません。
 「We Serve」はモットーです。目的ではありません。 目的は、世界の人々との相互理解、よき公民、地域社会の向上への関心、友情、親善、自由な討論、社会奉仕、道徳的水準の向上などです。もう一度、ライオンズ必携に目を通していただくと幸いです。
 あはは、エラそうなことを申しました。
 ようするに、善き人が集まり、善きことをする。そして会員同士、善き遊び(自己を向上させることを含む)を楽しむ。そんなことをいきいきと楽しめたらいいなあ、と思うのです。そのために変化が必要なら、いとわず変えていきたいと思います。
 会長というのは、せいぜいチームのキャプテンで、みんなにいいプレーをしてもらうための背中押しの役目ではないかと思っています。よろしく、押されていただきますよう、お願い申し上げます。

●基本方針

1. ライオンズクラブを作るのは人。善き人を増やそう

  ライオンズクラブの会員は「善良な特性の持ち主で、地域社会において声望ある成人」と会則にあります。
  そして、これを満たす人は「会員の資格を有する」とあります。
  ライオンズクラブは、その目的(ライオンズ必携クラブ会則第2条)に向かって会員自らが活動し、その輪を広げてゆく運動体であります。
 ″奉仕する″という意欲のある方はもちろんのこと、潜在的な特性の持ち主をも発掘し、招請し、ライオンズの仲間として増やしてゆくこと。つまり、常に新しい活力とエネルギーを取り込んでゆくこと。それが組織作りの第一の基礎であると考えます。
  その上に立って、因習や前例にとらわれることなく変化させていただけたらと願っています。


2, 善きことの楽しさを全員で

  善なることは楽しいことです。
  善きこととは、優良可の良きことでも、すぐれている、立派を意味する佳きことでもなく、よいおこない、の″善しとすること″です。
  いいかえますと、結果の優劣ではなく、善しとする心から発する無償の行いであります。

  ライオンズクラブの会員は、しっかりと働き、自らの事業をかたちづくる人々とともに、その生活基盤を盤石のものとすべく懸命の努力をする人々であります。会員たるものの、まず第一義であろうかと思います。
  しかし、「それだけではないぞ!」というのがライオンの誇りではないかと思います。
  つまり、「我々を支えてくれている社会への感謝の気持ちも忘れないぞ!」というプライド(気概)であります。
  その気持ちを″善なること″に向けて行動する、その楽しさを味わっていただくためのお手伝いを執行部のライオンと共にさせていただきたいと願っています。

・子どもたちにここに育つ楽しさと誇りを感じてもらえること。
・障害を持つ子どもたちと共に楽しむアクティビティーを。
・会員から提案の「善きこと」を。

  そんなテーマを第2副会長担当部会で立案、実行していただきます。

3. 善き遊びを楽しもう

  語弊を恐れずに言いますと、ライオンズクラブは「遊び」です。
  車でいいますと、ブレーキペダルの遊びであり、大層な例えでは、政治や産業に対する芸術・芸能のようなものではないかと思います。
  仲間と共に遊び、学び、友情の絆を深める。そのことが相互の啓発になり、自己啓蒙をしてゆく。
 そんなクラブライフであったらなあ、と考えます。
  かけがえのない我がクラブ、そこから私の好きな言葉「道に明かりを」(2001-2002年度国際会長テーマ)につながってゆくことを願っています。

 基本方針
   1. すぐれた活力とエネルギーとなりえる新入会員の招請を積極的に行う。
   2. 財務の健全化に向けて強力な取り組み。
   3. 伝統と格調のある有意義な例会を楽しい雰囲気で行う。
   4. 青少年に郷土の誇りを、生活弱者へ愛のアクティビティーを。
   5. ライオンの絆を深める楽しい行事の実施。
   6. 思い出に残り、社会に役立つ45周年記念例会を行う。 

「まつり展」、シネマ例会、錦秋の京都へ家族会

 上期のメインアクティビティーは小学生を対象に、八幡祭礼絵巻の里帰り展覧会に触れていただくこと。
 子供にとってふるさとは心の拠点でもあります。「ここはどこ?わたしはだれ?」という心許なさの解消に少しでも役に立てばと願っています。先駆けから次代へ、自分はそのバトンランナーであることを心のどこかにおいてくれればと思います。
 会員向けの善き遊びとして、頑張っている「大門シネマ」で話題の映画を楽しむ例会を企画しました。ご家族お揃いでお出かけください。
 例年の春の家族会は、下期に45周年がありますので、秋、錦秋の古都・京都を楽しみたいと計画していただきました。「うわ〜っ!きっれ〜いっ!」の感嘆の声を上げさせてみせるそうです。
 例会場も津都ホテルに変わり、ゆったりと、会員の歓談もすすめていただきたいと願っています。


L赤塚よりL村山へバトンタッチ
=プラザ洞津で年次例会=

  本年度の年次例会が去る6月 25 日、午後6時からプラザ洞津で開かれた。
 L赤塚会長にとって最後の会長挨拶であったが、同会長の挨拶は毎回毎回、内容のある格調高いものであったが、同夜の挨拶はその集大成ともいうべきものであった。
 特に、歴史教室の成功は感慨深かったようである。
 年次例会はL赤塚会長へのメルビン・ジョーンズ・フェロー伝達、新旧役員のバッジ交換、懇親会、ロアー指導などが行われ、ソングリーダーのリードで「また会う日まで」を合唱して1年を締めくくった。
 ご苦労様L赤塚会長。そして、次年度を担当するL村山新会長、よろしく頼みます。


L赤塚にメルビン・ジョーンズ・フェロー


L赤塚かL村山へ、L野田からL中村へ、それぞれ会長、幹事バッジの引き継ぎ


1年をふり返ってなごやかに懇親会


■新入会員紹介■

L岸川真也(きしかわ・しんや)

(株)樹王カントリー取締役社長/安芸郡美里村大字三郷588/同/明治学院大/薫夫人/ゴルフのハンデはゼロ/スポンサーL・L山田耕清

     

■連載■




子供とのふれあい、楽しいですよ


L寺家光弘


 本年度も、素顔シリーズということで、第3弾をお届けします。今月はL寺家にお越しいただきました。

●  ●  ●


─早速ですがライオンズへのご入会は?
L寺家 昨年1月に入会しました。スポンサーはL河村元会長です。ずっと前から、いろんな人から、誘われていたんです。それで入りました。
─写真がご趣味とお聞きしましたが。
L寺家 風景写真歴は、あんまり長くないけど、富士山の写真を撮り続けています。
 今は、特に赤富士ですね。本当にきれいですよ。撮影場所は、山中湖から富士吉田あたりです。そこで、日の出前から、スタンバイするんですよ。
─お一人で?
L寺家 この時間帯に行くと、地元の人や写真仲間がおりましてね。一番の撮影ポイントはどこか、とかいろんな情報交換するんです。
写真は一枚として同じモノが撮れないから、教えてくれるんですよ。赤富士もなかなか真っ赤にならないんです。オレンジ色とか…
このあたりが、魚釣りとは違います。良く釣れるポイントやエサってあんまり人に教えないでしょ。(納得)
─写真以外では何か。
L寺家 津リトルリーグの事務局をやっています。
 日曜日なんか朝から晩まで、子供と一緒になってね、野球で汗かくんですよ。市内の藤方に専用グラウンドがあるんです。パチンコやってるよりよっぽど健康的で楽しいよー(アイタタ、父親としては頭が痛いなー)
それに全国大会に勝ち上がっていくと、親子ともどもそりゃー真剣ですよ。世界大会もありましてね。応援なんかでもマナーにうるさいんです。(寺家さん、楽しそうですね)
─話題を変えて、お仕事の方は?
L寺家 洋装店のオヤジをやっています。
─素人質問でスイマセン。
よく女性のスカートの丈が景気によって長くなったり、短くなったりする様なことを聞くんですが本当ですか?(さしずめ今頃は短くなる方向か?)
L寺家 最近はバラバラだね。昔ほど一緒にはならない。個性かな?
─もう一つ素人質問を。
 流行色は、いつ頃誰が決めているんですか?
L寺家 もうね、ヨーロッパのほうでね、1年前に決まっているんです。来年はこの色で行くよ、ってなことがね。
─その流行色って当たるんですか?
L寺家 それが外れることが多いんだよね(笑)。ところで、この2〜3年、紺色が全然出ていないんです。女性物も紺色は出ていない。なぜか分からないけど…(分かる方、教えて下さい)
─地元のPRをどうぞ。
L寺家 東丸之内なんです。
 今、町内で、毎週土曜日に夜店をやっているんです。
 そこでいろんな催しをやっています。餅つきとかね。うすときねを使ってね。
今時、うすやきねが有る家は少ないでしょう。だからこれをやると子供達が喜んでさー、黄粉もちとかね、振る舞うんです。(寺家さん本当に楽しそうですね)
─ライオンズに一言。
L寺家 日頃感じていることは、もっと異業種交流が図れるような時間や場所があると良いと思います。例会が終わったら、ハイさようなら、ではなくて会合の前か後の 分くらいはお茶を飲んで話を交わすような。折角、ライオンズに入会しているんだから活用しないとね。そういう意味では、今日(7/9)の例会は、コーヒーサービスがあったりして良いんじゃないですか。
─最後に何か。
L寺家 これだけは言っておかないと。以前、女房が、丸の内商店街の女性部で、お城公園内にアジサイを植える活動をしていたんですよ。それでその時に津ライオンズで協賛していただき感謝申し上げます。
─時間となりました。本日は、大変お忙しいところを有り難うございました。