2010年2月号

         

   

熱き心に感動

=宇津木妙子さんとともに=

結成50周年記念事業


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 本年度50周年記念のアクティビティーとして「宇津木妙子講演会」と「親子キャッチボール教室」が1月第二例会と共に1月24日(日)、サンヒルズ安濃ハーモニーホールと安濃中央公園野球場で行われた。
 8時40分から上期決算、会計監査報告を承認。新年例会決算承認等の例会を終え、10時から宇津木妙子講演会「夢と人生」。
 会場は満員が予想されたが、PTAの皆さんがほとんど来場せず、少し淋しい入りとなった。
しかし、ソフトボール関係の中学生が前列の席を埋め、熱心に宇津木監督のソフトボールの熱血道に聴き入った。
 スポーツする心、我慢、挨拶のできる人、感謝を忘れない、など「思いやりの心」を持ち、夢を追い求める人生の素晴らしさを感じさせるお話は思わず引き込まれ、時に感動の涙を引き出す。まさにひとつことに真剣に取り組んできた人でなければ出来ないお話を聞かせていただいた。
 講演の終わりに質問の時間も設けていただき、最後の質問に、ソフトボール部の中学生から、「大事な試合の最終回にバッターボックスに立ち、自分が打てなくて試合を落としてしまった。仲間に申し訳なく、どうしても自分を許すことが、今でも出来ない。どうすれはいいのでしょう?」と涙ながらに質問。会場の聴衆ももらい泣き。
 宇津木さん、一笑に付すこともなく、ありきたりの慰めでもなく、悔しさの大切さ、落ち込むことをバネに変えることこそスポーツだと、優しく諭されていた。その子、最後の宇津木さんからのプレゼントをジャンケンで勝ち取り、ニッコリ微笑む表情にまたも会場、和やかな雰囲気に…。
 しかしまあ、聴衆の少なさにも全く反応しなく、全力でお話をされる宇津木妙子という人、「こりゃ、ほんものだ」というのが実感でありました。



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左・司会はL杉田真一    中・ライオンズを紹介しながら会長挨拶のL中村   右・実行委員長はL池田慎弥 


150組300名で

親子キャッチボール教室

ソフトボール元全日本監督、宇津木さんが熱血指導

 午後1時からは150組300名での「親子キャッチボール教室」。こちらは当初の予定では100組であったが、申込みがはるかに越え、宇津木さんにお願いをして増員していただいての開催。
 声を出し、はきはき、きびきびをモットーに、準備運動から開始、この時点でライオンのメンバーはギブアップ。しかし、猛烈ノックでのL菊山祐介の挑戦は「おう、ようやった!」と感嘆の声。
 天候に恵まれ、参加者一同、名監督の指導に満足顔であった。

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左・まずは昼食。お手伝いいただいた津東高ソフト部のみなさん     右・開会式

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左・スタッフ紹介                   右・ランニングから準備運動

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左・相手をよく見て、思いやりの気持ちを持ってキャッチボール       右・受ける人のレベルよりちょっと上の打球をノック


さあ、キャッチボール


終了後はクラスごとに記念写真





ミームスってなに?

中小企業の環境対策について
2月第1例会


 2月第1例会の卓話は、(社)M─EMS認証機構代表理事田中正一様をお迎えし、「中小企業の環境対策について」お話をいただきました。

 M─EMS(ミームス)とは、みえ・環境マネジメントシステム・スタンダードの愛称であり、環境マネジメントシステムとは、企業の経営活動にともなって生じる環境への負荷を管理・低減する仕組みのことであり、皆様がよくお聞きする国際規格であるISO14001と同じであり、三重県が中小規模事業所向けに設立された、わかりやすく、費用や労力の少ない環境マネジメントシステムです。
   ○         ○
 ミームス導入のメリットは、
(1)省エネ・省資源・リサイクル等により、コストダウンが出来る。(2)環境に優しい企業として認証され、取引等にも有利になる。(3)企業の社会的責任の証明になる。(4)法規制順守に対応できる。(5)従業員の環境意識が高まる。
 など、企業のレベルアップにつながり、製造業、建設業、小売業、サービス業など、どのような業種でも利用できますとのことで、鳥居町のミームス認証機構では、毎月研修会を開催していますので、ぜひご参加下さいとのことでした。






ダメ、ゼッタイ

L杉田真一とL真柄哲郎が指導

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左・子供と言葉をキャッチボールしながらのL杉田。  右・ユーモアをまじえてL真柄


 薬物乱用防止教室「ダメ。ゼッタイ」は1月21日、北立誠。29日、養正の各小学校で開催。
 それぞれ、L杉田真一、L真柄哲郎が講師として警察等の支援なしにメンバーのみで指導。両名とも落ち着いた雰囲気でユーモアと笑顔をまじえながら薬物乱用の怖さを子どもたちにわかりやすく教導した。






ハイチへ64,000円。NHKを通じて義援金。



 2月第1例会で皆様からのハイチ地震へのドネーション6万4千円をL中村会長よりNHK下園支局長を通じて義援金として贈呈した。
 なお、ライオンズクラブからの義援金は別に334複合地区から統一アクティビティーとして200万円程度拠出されている。






素顔 2010


アナログのポジフィルムで


L渋谷良輔


 今回は(株)百五銀行常務取締役L渋谷良輔の登場です。百五銀行といえば我がクラブ創立者で初代会長・L金丸吉生。津のメルビン・ジョーンズにあたる先輩。この人と名古屋LC・L後藤顕義があってこそ生まれたクラブでもあります。ま、そのお話は50周年記念誌に譲るとして…。

─入会の年度ときっかけ、スポンサーをお聞かせ下さい。
 当行、飯田前会長(現相談役)の退会によって昨年7月交代会員として引き継ぎました。
─ライオンズに入会してのご感想は?
 会員の皆様、出席率も良く、気持ちのいいクラブに入会させていただいたと、嬉しく思っています。
─お仕事の内容、会社のPRを。
 当行、フロンティアバンキングの百五銀行。営業全般を担当しています。三重県の経済、経営を強力にバックアップさせていただきたいと願っています。
─お仕事のモットーは?
 「誠実」それのみです。
─ご趣味は?
 風景写真です。クラブの写真同好会にさっそく入会させてもらい、撮影会にも参加しています。
 友人にリバーサルフィルムをすすめられて使ってみたことがきっかけでまだまだフィルムカメラで頑張っています。
 ※リバーサルフィルム=デジタル以前のフィルムの種類でネガでなくポジと呼ばれるフィルム。印画紙に焼きつけるのでなく、スライドで鑑賞したり、印刷物の原稿として使われ、プロが多く使うフィルム。アナログであるが、デジタルでは出ない深みと味わい、精度のよい美しさが捨てきれない愛好者は、L渋谷だけでなく根強い。
─特に健康に気をつけてみえることは?
 休日はアウトドアを心がけています。写真撮影も歩くことが基本です。
─外国旅行で遭遇したびっくり!お薦めのスポットは?
 有名な観光地も見逃せませんが、宿泊しているホテルのまわりを歩くこと。意外な発見があるものです。
─お好みの女性のタイプは?
 ……。

(以下編集部・注)
 お住まいは松阪の中心部から少し離れた松阪インターの近く。昭和27年生まれの57才。L飯田俊司とは10才若い。が、まったく落ち着いた紳士でカメラバッグを肩に掛け、黙々と歩く姿は年齢不詳。銀行員そのものの雰囲気もあるが、お酒もイケて、肩肘も張らず、和やかなライオンとは写真同好会員の評。