2001年8月号

真夏の夜の宴

納涼例会報告

〜髪のお手入れから男の手料理まで〜

 7月29日(日)午後6時、伊藤会長が打った移動用キットのゴングの音が、思わず合掌したくなる切ない響きをたたえ、納涼例会が始まりました。その直後、薄暮のヨットハーバーに流れる「君が代」の大合唱は、客観的に見れば異様な光景。散歩中の人と犬が足を止めて不思議そうに見入っていました。少し離れた駐車場には右翼の街宣車が停めてありましたから、恐らくその関係者だと思われていたのではないでしょうか。

 本例会はRC・ZC訪問例会でもありましたので、会長挨拶の後、太田浩一郎RC、田村崇ZCからもご挨拶をいただきました。お二方とも、その後に控える催し物と参加者の空腹感を考えて、ユーモアをまじえながらも、簡潔なご挨拶にしていただいたあたりは、さすがチェアマン、と感銘いたしました。

 催し物の一つ目は「髪とお肌のお手入れ講習会」。特に「髪のお手入れ」の実演のために、L岸江広和がモデルとなりました。選ばれた基準は「既に危険な状態に達していながらも、某幹部の『三三分け(七三分けにしたくても四足りない)』のように『手遅れ』ではない」ということ。写真はその「お手入れ前」(上)・「お手入れ中」(中)・「お手入れ後」(下)の状態。モノクロ画像では良く分かりませんが、ファウンデーションまで塗っていただいています。頭皮のマッサージが余程気持ちよかったのか、本人はご覧のようにすっかりご満悦。でも本当の効果はこれから表れるはずですから、来期の納涼例会で、その効果を検証したいと思います。資生堂美容部員のお二人、松菱外商部のお二人におかれましては、酷暑の中をご協力いただき、有り難うございました。





 催し物の二つ目はバーベキューパーティ。朝日屋の松阪肉をはじめ、海の幸・山の幸をふんだんに盛り込んだ食材を、オジサン達が武骨に焼き上げたバーベキュー料理の数々。汗を拭き拭き舌鼓を打ちました。楽しい雰囲気と相まって、とても美味しかったと思います。冷房の効いた高級料理店で食べるフランス料理とは、また違った贅沢を感じました。

 バーベキューパーティのMVPは、間違いなくL鈴木周二。徹底した味付けへのこだわり、焼きそばを焼く無駄のない動き、焼き終わった鉄板を磨き上げる衛生管理、さすがは食品会社の社長ですね。半ズボン率 %の超軽装の参加者の中で、ただ一人着ていたワイシャツを汗まみれにしながら調理する男の背中は、とてもカッコ良かったと思います。愛娘もさぞや尊敬の眼差しで父の背中を見ているものと思ったら、彼女も背中を向けて若きヨットマン達と談笑していました。親父はつらいよ。ちなみにL鈴木周二は、作るばかりで食べる暇がなく、二次会席上でカレーライスを平らげていました。本当にお疲れさまでした。
 食べる暇がなかったと言えば、テールツイスター(L浅井常生)・副テールツイスター(L長谷川康弘)のお二人も、例会の間ずっとドネーションの収集と集計に追われ、バーベキューを楽しむ余裕が無かったようです。お疲れさまでした。新制度の「ハッピーカード」が浸透するまで大変でしょうが、頑張ってください。皆様もご協力お願いいたします。

 今期の方針通り、飲み物は全てキャッシュオンデリバリー方式による別精算でした。来賓のRC達にもご負担いただくという「聖域無き」完全割り勘。にもかかわらず、 300円均一の水割りやビールは飛ぶように売れ、アッと言う間にSOLD OUT。すぐ傍の自販機では 250円のビールが売っていたにもかかわらず、ご協力いただき、有り難うございました。
 何はともあれ、例会は大成功。楽しさに、暑さを忘れた2時間半は、まさに「納涼例会」を名乗るに相応しいものでした。例会担当の姉妹提携会員交流・YE国際関係、両委員会の皆様、本当にお疲れさまでした。
    (報告:L長谷川信)

ライオン達の見果てぬ夢

設問:もし宝くじで1億円当たったらどうしますか?

 本設問については「なぜ2等賞金の1億円なんだ」というご質問をいただきました。でも1等前後賞を併せた3億円とすると、当クラブ会員の平均余命を考えたとき、「仕事を辞めて悠々自適の生活を送る」という回答が大半を占めると思ったからです。金額が高い方が夢があるとは限りませんよね。

【夢だからこそ】
 「仮定の話には答えられない。当たってから考えるが、自分のためには使わない。」(L小菅健司)。でも宝くじの最大の楽しみは、買った日から当選発表日まで膨らみ続ける「仮定の話」ではないでしょうか。実際に当たった人の話など聞きたくもありません。

【買った人】
 「スコットランドの Crail という小さな港町に家を買って、夏の3ヶ月間をそこで暮らし、週の3日間はゴルフという生活をする。それが出来るのもあと 年位の間だと思いますので、今回のグリーンジャンボも買いました」(L岸江広和)。今日も幹事としてご活躍中だということは、外れたということですね。

【堅実な人】
 「即預金!!」(L中村 豊久)、「勿論、株を買います」(L中西昭彦)、「当面、財産三分法で投資し後日使途を考える」(L森伸生)。皆さんのお人柄が良く表れています。

【家族思いな人】
 「子供や孫達に分ける」(L黒田晴)、「家内が、ワンルームの家に住みたいと云っているので、その資金にする」(L宮田太郎)。これもお二人のお人柄が良く表れています。

【無計画な人】
 「使いまくる」(L小寺克之)。これもお人柄でしょうか?

【予算オーバーな人】
 「@嫁に指輪を買う(100カラット)Aプライベートの100mプールを作るB松任谷由美のコンサートを県文の大ホールor東洋軒で、一人だけのディナーショーを開く」(L浅井常生)。1億円で可能なのはBだけだと思うんですが。

【似たような親子】
 「当たってから考えます」(L原田温夫)。「当たるとは思っていないので特になし」(L原田佳幸)。常に現実的であれ、というのが原田家の家訓でしょうか。

【正反対な親子】
 「宝くじを買ったことが無いので想像したことがない」(L宮木三郎)というクールなお父様、ご子息は「ペイオフになるので一千万ずつ の銀行に預けて、だれにも言わずにこっそり使い道を考える」(L宮木康光)と、結構マジで考えてますよ。

【We Serveな人:その1】
 「自然リハビリテーションが可能な高齢者サービスセンターをつくりたい」(L久米宏毅)「自宅・事務所を建てなおしたい。残りは社会奉仕又は医療に役立つよう寄付する」(L永合寛)。さすがライオンズ、と言いたいところですが、意外にこのような社会貢献的回答は少なかったように思います。

【We Serveな人:その2】
 「ドネーションとしてライオンズに、へへへ!」(L加藤甫)、「1%くらいはライオンズのために使いたいですね」(L豊田元則)。ドネーションという回答はこの二人だけ。総額1億 万円。

【罪ほろぼしする人】
 今回、最も多かった回答が「世界一周旅行」(L山路行雄)で、8名。しかもそのうち4名の方が「船にて世界一周」(L伊藤雅朗)と、船旅に限定。さらにそのうち2名の方が「豪華客船で世界一周。家内と楽しむ」(L中川治夫)と、奥様孝行を考えているようです。で
も当たらなくても連れて行ってあげて下さい。

【新たな罪を創る人】
 「愛する人と世界一周の船旅(妻とは限らない)」(L加藤徹夫)という回答があったことも伝えておきます。

【平成大不況】
 2番目に多い5名の方が「まずは借金返済」(L平澤利之)と答えています。夢がない、と切り捨てるのは簡単ですが、今最も現実的な回答かも知れません。でも夢に頼らない返済計画を立てましょう。ご利用は計画的に。

【見果てぬ夢】
 「やっぱ、酒池肉林!ウヒッヒ」(L村山武久)。異議無し。でもこの回答を見てついつい、単価・回数計算をしてしまうのは、悲しい男のサガですね。
                              (文責:L長谷川信)